こんにちは、木村工務店です。
快適な暮らしを実現するためには、住まいの「動線計画」が欠かせません。
今回は動線計画の考え方や、木村工務店でも多くのお客様が取り入れている動線の種類をご紹介します。
■動線とは?
動線とは、人や物の通り道のことです。
人や物の通り道を妨げない、スムーズな動線を確保することが、暮らしやすさのカギとなります。
■動線計画で押さえておきたいポイント
注文住宅では間取りを自由に設計できますが、動線計画を立てずに間取りを決めてしまうと失敗につながりやすくなります。
動線計画で押さえておきたいことは以下の3つです。
・動線はなるべく短くする
・動線の幅を確保する
・動線の種類を考える
動線は「なるべく短く」が基本の考え方です。また、通路幅の確保も忘れてはいけません。
1人が通るのに必要な幅は約60cmです。すれ違う機会の多い通路なら、90~120cm程度の幅を確保しておきたいところです。
例えば家具を置くことによって通路が狭くなってしまっては、スムーズな動線とは言えません。
家族がどのようにその空間を移動するかを考え、通り道を確保できるように、間取りや家具をレイアウトしていくことが大切です。
■動線の種類を紹介
動線にもさまざまな種類があります。ここでは、3つの動線の種類をご紹介します。
⚫︎家事動線
家事動線を意識した間取りは、時短の手助けとなります。
例えば洗濯の動線をスムーズにするなら、洗う・干す・しまうまでの一連の作業が1ヶ所で完結する家事室を設けると良いでしょう。
間取り的に家事室は難しい場合でも、洗い場と干し場、干し場と洗濯物をしまう場所を近くに集約させるといった工夫をするだけで、“家事ラク”な間取りが叶います。
料理や掃除などの家事も同様に、家事を行う際の動きを考慮し、無駄の少ない動線を設計しましょう。
⚫︎おはよう動線
朝起きて必ず家族が顔を合わせられる「おはよう動線」も意識できると、家族のコミュニケーション促進にもつながります。
おはよう動線計画のカギとなるのは「リビング階段」です。
木村工務店では階段部分を吹き抜けにして、開放感のあるリビングにされる方が多くいらっしゃいます。
⚫︎ただいま・おかえり動線
帰宅後、玄関ホールに設けたクローゼットに荷物を置きながら、洗面所へ直行できる「ただいま動線」は、子育て世帯に人気の動線です。
リビング階段にすれば、帰宅したお子さんが2階に上がるまでの間にリビングにいる家族と顔を合わせやすくなるといったメリットもありますよ。
それぞれの動線が交わらないように設計することで、暮らしやすい住まいが実現します。
動線に配慮した間取りについても、お気軽にご相談ください。
次回のコラムもお楽しみに!