こんにちは、木村工務店です。
今回は、前回の「家づくりにかかる隠れたコスト」の記事に続く実践編として、
より具体的な“その他費用”とその優先順位についてご紹介します。
■本体価格以外にもかかる「暮らしの準備費」
家が完成しても、それで終わりではありません。
生活を始めるにあたって必要になる費用も、事前に把握しておくことが大切です。
例えば以下のような費用があります。
・外構工事(アプローチ・駐車場・フェンスなど)
・家具・家電の購入費用
・カーテン・照明などの設備
・引越し費用(距離や荷物の量により変動)
これらは家づくりの打ち合わせ段階では見落とされがちですが、
建物本体とは別にしっかりと予算を確保しておく必要があります。
■「そんなお金も必要なんですね…」というお声も
モデルハウスのお引き渡しや最終決済の際に、
「そんなお金もかかるんですね」と驚かれる方もいらっしゃいます。
たとえば…
・火災保険
・銀行の手数料や保証料
・不動産会社に支払う仲介手数料
・司法書士への登記費用
・土地家屋調査士への測量費用
こうした「見えにくい費用」は、総額に含まれないケースも多く、
「これは何の費用ですか?」と聞かれることも。
土地・建物にかかる金額だけでなく、こうした諸費用もあわせて計画しておくことが重要です。
■優先順位を考えると無理のない選択ができる
限られた予算のなかで、どこにお金をかけて、どこを抑えるのか。
その判断には“暮らし始めてからの満足度”が重要な指標になります。
例えば、
・外構は見た目よりも機能重視で最低限に抑える
・家具や家電は一気に買い揃えず、必要なものから順に購入
・高額なカーテンや照明は後からグレードアップも可能
このように、優先順位を整理することで、無理なく理想の暮らしを実現できます。
■「現金」と「ローン」、費用に応じた使い分けを
生活費を圧迫しないよう、資金の出どころにも工夫しましょう。
【現金で支払うのが望ましいもの】
・引越し費用や家具家電など、一時的な支出
・毎月のローン返済に影響しない範囲での設備購入
【住宅ローンに含めることが多いもの】
・外構工事など、住宅と一体として扱えるもの
・カーテンや照明など、住宅設備に近い要素
※住宅ローンの対象範囲は金融機関によって異なるため、事前に確認をおすすめします。
住宅本体の費用だけでなく、「暮らし始めるために必要な費用」まで含めて計画することが、家づくり成功のカギ。
木村工務店では、お客様のライフスタイルに合わせた予算配分や資金計画のご相談も承っております。
家づくりは“建てた後”の暮らしが本番です。
一緒に、無理のない理想の住まいづくりを進めていきましょう!
次のブログもお楽しみに!