こんにちは、木村工務店です。
お子様が安全に過ごせる環境を整えることは、家づくりにおいて非常に重要なポイントです。
特に、0歳児の死亡事故の56%が家の中で起こっているというデータもあり、家庭内の安全対策が求められています。
今回は、家の中での子どもの危険を防ぐためにできる具体的な対策についてご紹介します。
1. 家具の固定と配置の見直し
子どもは、成長するにつれて動き回るようになります。特に0歳から2歳の幼児期は、何にでも興味を示し、手を伸ばすことが多くなります。この時期の子どもにとって、家具や家電製品は潜在的な危険となる可能性があります。重たい家具やテレビ、家電製品はしっかりと固定し、子どもが触れたり、倒したりすることがないようにしましょう。また、角の鋭い家具にはコーナーガードを取り付けるなど、怪我を防ぐための工夫も必要です。
2. 窓やバルコニーの安全対策
窓やバルコニーは、子どもが転落する危険性がある場所です。特に0歳児や幼児期の子どもは、バランスを崩してしまうことが多いため、しっかりとした対策が必要です。窓には、転落防止用のストッパーを取り付けることをお勧めします。また、バルコニーの柵が低すぎる場合や、隙間が広い場合は、隙間を埋めるガードを設置し、子どもが隙間から落ちないように注意しましょう。
3. キッチンと浴室の安全確保
キッチンや浴室は、火や水を使うため、子どもにとって特に危険な場所です。キッチンでは、調理器具や包丁、熱い鍋などに子どもが触れないよう、収納場所を見直し、高い位置に保管するか、チャイルドロックを使用することが重要です。また、コンロやオーブンには安全カバーを取り付け、子どもが誤ってスイッチを操作しないようにしましょう。
浴室では、溺水事故を防ぐために、浴槽の水は使わないときには必ず抜くようにしましょう。また、シャワーヘッドや浴槽のふちに滑り止めマットを敷くことで、子どもが滑って怪我をするリスクを減らすことができます。
4. 電気と薬品の管理
家の中には、電気製品やコンセント、薬品など、子どもにとって危険なものがたくさんあります。コンセントにはカバーをつけ、子どもが指を入れないようにしましょう。また、電気コードは整理して、子どもがつまずかないように配線の位置を工夫します。薬品や洗剤、化粧品などの有害物質は、子どもの手の届かない場所にしっかりと保管するか、チャイルドロックのついた収納を利用しましょう。
5. 階段とドアの安全対策
階段は、子どもが転落する危険性が高い場所の一つです。階段の上り口と下り口には、必ずベビーフェンスを設置し、子どもが自由に上り下りできないようにします。また、ドアには指挟み防止のガードを取り付け、子どもが指を挟んでしまう事故を防ぎましょう。
木村工務店では、家族全員が安心して暮らせる住まいづくりをサポートしています。家の中の危険を最小限に抑えるためのアドバイスやリフォームのご相談も承っておりますので、ぜひお気軽にご連絡ください。